どうもお久しぶりです。
上半期やったから下半期もやろうかなと思いました。継続は力なりだよねってそれっぽいこと言っておきます。
ネタバレなんですけど、今回も10曲出ませんでした。貪欲な姿勢でうんたらかんたら言ってたのに許せませんね全く。反省が必要ですよ。来年こそはもっとアンテナ張っていきましょう、やれるよたぶん。がんばれ来年のわたし。
うーむ、どうしても面白い前置きが書けない……どうやったらユーモラスでウィットに富んだバカウケな文章って作れるんでしょうね。
はい、余計なこと言ってないで曲の話します。
1.3時12分
歌:星街すいせい
作詞:TAKU INOUE/作曲:TAKU INOUE
「3時12分 / TAKU INOUE & 星街すいせい」MUSIC VIDEO - YouTube
TAKU INOUEのメジャーデビューシングルです。ボーカルとしてVtuberの星街すいせいが起用されています。
星街すいせいが雑談配信で「Stellar Stellarをイノタクさんにオファーしたら、こっちでも曲を出す予定なんだけど星街さん歌ってもらえませんか? って逆オファーが来た」みたいなこと言ってました。そんなことあるんですね。
しかし実際にこの曲を聞いてみると、星街すいせいの歌声はとても合ってました。この組み合わせだから生まれているシナジーが確かにあるように思います。
たまたまTwitter眺めてて話題を目にしたから何となく聞いてみたらとんでもなく良い曲で、何となく聞いた私えらいなって自分を褒めました。
2番の真ん中「3時12分」の部分の、そこだけぽっかり空いたような作りが、その瞬間音楽の中に3次元の空間を感じたようで、とても衝撃を受けました。ここだけでも聞いてほしいです。いや、ここだけだと良さが伝わらないのでやっぱり全部聞いてください(強欲)
2.不器用な男
歌:カンザキイオリ
作詞:カンザキイオリ/作曲:カンザキイオリ
ボカロPや歌手として活動しているカンザキイオリの2ndAlbumの表題にもなっている楽曲です。
youtubeの公開は6月だったんですけど、アルバムの配信は8月でどっちにするか迷った結果、配信を基準に考えました。こういうことあるんだなってちょっと悩んだ。
今の自分を捨てて楽な生きる方法があると分かっていても、夢を掴もうとした気持ちにしがみついて、手放すことができずに生きている男の姿を1曲まるまる使って歌い上げるこの曲は、ひたすらに生々しくて痛々しくて、それが魅力の1曲です。
ボカロの曲とかって抽象的な言葉や感情を表現している歌詞であることが多いとわたしは思っているんですけど(それが良い悪いの話ではなく)、ボカロPのカンザキイオリがこんな生々しい歌を書いて歌ってるっていうことに衝撃受けましたね。オタク衝撃受けがち。
生々しさの塊みたいな曲なんですけど、カンザキイオリの歌声が透明度高めなので不思議とそんなにべたつかないのもこの曲の魅力の1つだと思います。カロリー抑え目で繰り返し聞けます。
3.BRAVER
歌:えのぐ
作詞:東乃カノ/作曲:サクマリョウ
【アニメMV】えのぐ - BRAVER(2021年高校野球 都道府県別大会テーマソング)[Official Music Video](MV Size) - YouTube
えのぐ、というVRアイドルグループの楽曲で、2021年高校野球のテーマソング兼自身のLIVE「遮二無二」のテーマソングでもある1曲です。
えのぐについては正直全然詳しくなくて、これもたまたまTwitterで目にしたその時の気分で聞いた曲です。上にもある楽曲ジャケットが綺麗でとても印象的だったので何となくの手が伸びやすかったですね。
曲のジャンルはロック、心地いい速さのテンポでボーカルも聞きやすく丁寧な作りのノリやすい曲です。しかしながら4人の歌い方や歌詞はとてもアツく、ラスサビの「(声枯れるまで)叫べ勇気の歌」の部分は思わず手をグッと強く握ってしまうくらいのパワーがあります。
4.唇の凍傷
歌:ワルキューレ
作詞:椿山日南子/作曲:椿山日南子
「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」の劇中歌で、3rdアルバム「Walkure Reborn!」に収録されています。
youtubeをサッと探してみたのですが、公式は上げていませんでしたのでリンク無しです。サブスクとかで聞けます。
この曲最大の魅力は何といっても1分以上もある神がかり的なイントロと、そこから自然にボーカルの歌いだしに繋がる部分にあります。ここだけでご飯3杯いけます。
神イントロには得てして「イントロはとても良いのにボーカルの入り部分でその良い流れが途切れてしまう」という問題が付いてくるわけですが、この曲のボーカルの入りはイントロからの良い流れを途切れさせることなくサビまで持っていっており、その技術力に感動しました。
アルバムの1曲目として最高のイントロ、劇場版らしい壮大さも兼ね備えており、完ぺきといって過言ではない完成度だと思います。アニメーション映像が目に浮かぶようです。
Cメロ落ちサビからのラスサビの盛り上がりも王道で、100点中100点です。
5.EVERBLUE
歌:Omoinotake
作詞:福島智朗/作曲:藤井怜央
Omoinotake / EVERBLUE - YouTube
TVアニメ「ブルーピリオド」のオープニングテーマソングをOmoinotakeが飾りました。めでてぇ。おれも鼻が高いよ。
作詞作曲もいつもの2人で、1番分かっている自分たちで書いているからこその曲とボーカルの高い親和性に安心して聞いていられます。
1番、2番と時間を経るごとにキャンパスに色を塗り足すように楽器や音数が増えていく曲の展開はアニメ「ブルーピリオド」へのリスペクトであると同時に曲自体に飽きがこない作りでもあり、ずっとリピれます。
2番あとの間奏のブラスとピアノのパートも、2人が思い思いに弾いているようでいてちゃんとセッションになっていて、そこには確かに繋がりがあって影響しあっているんだなぁとかそんな雰囲気を感じます(曲解の呼吸)
6.U
歌:中村佳穂
作詞:常田大希/作曲:常田大希
millennium parade - U - YouTube
アニメ映画「竜とそばかすの姫」のメインテーマソングになっている1曲。
millennium paradeはデビュー曲がよくわからん感じの曲でうへーってなっていたけどこの曲は面白くて、こういうの書けるのか! と衝撃を受けましたね(4曲ぶり3回目)
不思議な魅力のある曲で、うまく良さが言葉にできないのですが、民族音楽のようなリズム打ちや音がベースにあるけど曲全体にはPOPさがあって、聞いていて退屈さはなく、何度も新鮮な気持ちで聞けるんです。懐かしさのような安心感と新しいものに触れている新鮮さとが交互に押し寄せるようでそれが不思議な感覚にさせてくるんです。ボーカルの中村佳穂が不思議ちゃん系の人物なのはあんまり関係ない、はず。
そんなボーカルの中村佳穂、歌うまいし歌声を部分部分で使い分けることで曲の雰囲気を存分に演出していて、器用なことするなーって思います。すごいわ。
7.飛んで火に入る夏の虫
歌:初音ミク
作詞:ナツノセ/作曲:ナツノセ
飛んで火に入る夏の虫 feat.初音ミク (Music Video) - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)
youtubeに上がっているほうはボーカルを花本 朔という方が担当しているのですが、ニコニコ動画にあるボーカル初音ミクで聞いて気に入ったのでそちらのリンクを載せてます。
夏の終わりの、花火大会が終わった夜の静けさのような曲です。良いバラードを書ける人は実力のある人だと思います。
ラスサビのピアノの、悲痛さを表現するような高い旋律の美しさがとても気に入ってます。
8.ディビディバ
歌:初音ミク
作詞:うつ伏せ/作曲:うつ伏せ
ディビディバ / feat.初音ミク【ボカロオリジナル】 - YouTube
「ディビディバ」という意味を持たない言葉をキラーワードに設定し、曲の中で何度も巧みに使っていて、音の良さとノリの良さで何となく口ずさんでみたくなっちゃうような作りの曲です。思わず身体を揺らしてしまうよう。作曲が上手い。もっと知られてほしい。
9.始発駅、君を待つ。
歌:可不
曲:廉
始発駅、君を待つ。 - 廉 feat. 可不 - YouTube
わたしがこういう曲が欲しいと思っていたものを完全再現してくれていたボカロ曲に出会いました。え、ひょっとして私信なのか?
曲の入り、AメロBメロサビ間奏の長さ、ラスサビからの後奏への抜け方、終わり方、曲全体の長さ、なんかもう全部好きです。最高の曲だよこれは。もっと伸びろ。
あと可不の声をこの曲で初めて意識して聞いたんですけど、思ったよりも遥かに聞きやすくてびっくりしました。こんなに人間ぽいのか、と。
VOCALOIDの透明感ある歌声が上手くシナジーしてる曲、こういうの欲しかったんです。
ボカロ独特の透明さとロックの見事な融和で、これを葬式でかけてくれてもいいかもしれないとちょっと思ってます。……いやそれはさすがに盛ったかも。
動画の説明欄が「曲 - 廉」となっていてこれが作詞作曲なのか作曲のみなのか判断がつかなかった為、説明欄と同じように書きました。
以上、今回は9曲でしたね。
最後のボカロ3曲は配信とか無いのでジャケットもないです。大体ニコ動のオススメから飛んで出会います。そういうのも楽しいよね。
来年こそ「いや~10曲に絞るの大変でした!」って言えるような強いオタクになれることを抱負にしたいですね、豊富だけにね ドッ /
それではこの辺りで終わります。
ここまで読んでくださるような心優しい人がいれば、特大の感謝を。